退職後にやること一覧!手続き、お金、再就職まで〜不安を解消する完全ガイド|20代未経験の転職ならツナグバ

この記事に書かれていること

退職後にやること一覧として、手続き、お金、再就職の準備を網羅した完全ガイドです。

「何から手を付けたらいい?」というあなたの不安に寄り添い、最優先でやること(健康保険・年金の手続き)から、失業保険の申請、退職金の賢い活用法まで、具体的なステップで解説します。

特に退職後のブランクを「自己投資期間」に変える方法や、充実したセカンドライフのための心構えをお伝えします。焦らず、計画的に次のステップへ進みましょう。

退職後やることが多すぎて、何から手をつけたらいいのかわからない…」

長年勤めた会社を離れ、新しい生活をスタートさせるとき、期待と同じくらい「これからやること」の多さに戸惑うのは、ごく自然なことです。特に、健康保険や年金、失業保険といった公的な手続きは、「間違えたらどうしよう」と不安になりますよね。

安心してください。

この記事は、あなたの不安に寄り添いながら、退職後にやること一覧を「最優先」「お金」「再就職」の3つのステップに分けて、わかりやすい順番で丁寧に解説します。

複雑に思える手続きも、一つひとつ順番に片付けていけば大丈夫。この記事を退職後の羅針盤として、焦らず、計画的に次のステージへ進みましょう。


目次

1. 最優先で確認!退職直後にやるべきこと【公的手続きとお金】

退職後やることの中で、特に期限が短いものや、生活に直結するものを最優先でリストアップしました。

1-1. 会社から受け取るべき書類の確認と保管

これらの書類は、退職後のさまざまな手続きで必要になります。会社を辞める前に、必ず受け取る日付と書類を確認しておきましょう。

書類名必要な手続き特に注意して確認すること
離職票失業保険(雇用保険)の申請退職理由(自己都合か会社都合か)に誤りがないか
源泉徴収票確定申告、新しい職場への提出氏名、住所、給与額などが正確か
雇用保険被保険者証再就職先への提出雇用保険の加入期間に誤りがないか
年金手帳国民年金への切り替え手続き会社で保管されていた場合、必ず受け取る

書類を受け取ったら、必ず内容に間違いがないか確認し、クリアファイルなどに入れて大切に保管しておきましょう。

1-2. 国民健康保険・国民年金への加入手続き

退職後、会社員時代の健康保険と厚生年金の資格は喪失します。健康な生活と将来の年金受給のために、すぐに切り替えの手続きが必要です。

(1) 健康保険の選択と手続き(退職日の翌日から14日以内)

退職後の健康保険は、主に以下の3つの選択肢があります。

  1. 任意継続: 会社の健康保険に最長2年間継続加入する(保険料は全額自己負担)。
  2. 国民健康保険: お住まいの市区町村の役所で手続きする。保険料は前年度の所得に基づいて計算される。
  3. 家族の扶養に入る: 配偶者などが加入している健康保険の扶養に入る(一定の収入要件あり)。

原則、退職日の翌日から14日以内に手続きが必要ですので、事前にどの選択肢が一番お得かシミュレーションしておきましょう。

(2) 国民年金への加入手続き

厚生年金から国民年金へ切り替える手続きが必要です。これも市区町村の役所で行います。

  • 大切なこと: 退職後の収入が少ない場合、保険料の免除や猶予制度を利用できる可能性があります。窓口で必ず相談してみましょう。

1-3. 失業保険の申請準備(ハローワークでの手続き)

再就職を目指す方は、失業保険(雇用保険の求職者給付)の申請をしましょう。

  1. ハローワークへ行く: まず、お住まいの地域を管轄するハローワークに求職の申し込みを行います。
  2. 離職票の提出: 会社から受け取った離職票を提出し、受給資格の決定を受けます。
  3. 待期期間と給付制限: 受給資格が決定すると、原則7日間の待期期間があります。自己都合退職の場合は、さらに2〜3ヶ月程度の給付制限期間が設けられます。

大切なこと: 失業保険は、退職後1年以内に申請しないと受給資格を失ってしまう可能性があります。離職票が届き次第、早めにハローワークへ行き、手続きを進めましょう。ハローワークでは、職業相談や職業訓練のサービスも受けられます。


2. お金の管理と将来設計:退職金と保険の見直し

退職後やることの中で、経済的な不安を解消するための資金計画は非常に重要です。

2-1. 退職金の賢い活用方法と税金対策

退職金は、あなたの長年の貢献に対する大切なお金です。計画的に活用するため、まずは手取り額を把握しましょう。

活用する際のポイント

  • 生活費の確保: 転職活動期間の生活費や、万が一の病気に備える「当面の生活防衛資金」として確保するのが最優先です。
  • ローンの繰り上げ返済: 住宅ローンなど、残りのローンを繰り上げ返済することで、将来の利息負担を軽減できます。
  • 老後資金の準備: 老後の生活費や医療費、介護費用なども試算し、長期的な視点で資産運用や預貯金を検討しましょう。

大切なこと: 退職金には、税制上の優遇措置(退職所得控除)があります。確定申告が必要になる場合もありますので、税金に関する専門的な知識を持つFP(ファイナンシャルプランナー)などに相談することも有効です。

2-2. 保険の見直し:ライフプランに合った保障へ

退職は、あなたのライフスタイルが大きく変わるタイミングです。保険の「入りすぎ」「不足」がないか、この機会に見直しましょう。

  • 保障内容の確認: 現在加入している生命保険、医療保険、がん保険などの保障内容や保険料を確認します。
  • 必要な保障額の検討: 扶養家族の有無や、退職後の収入源などを考慮し、本当に必要な保障額を見極めます。
  • 保険料の支払い: 退職後に保険料の支払いが厳しくなる場合は、保障内容の減額や、支払い方法の変更を検討する必要があるかもしれません。

保険の見直しも、中立的な立場でアドバイスをくれるFPに相談するのがおすすめです。将来の安心のため、しっかりと検討しましょう。

2-3. 確定申告の準備(忘れがちな手続き)

退職した年は、会社で年末調整が行われないため、ご自身で確定申告が必要になる場合があります。

  • 手続きの時期: 通常、翌年の2月16日から3月15日までです。
  • 必要な書類: 会社から受け取った源泉徴収票、各種控除の証明書(生命保険料、医療費など)が必要です。

確定申告を行うことで、払いすぎた税金が還付される可能性があります。忘れずに手続きを行いましょう。


3. 再就職・セカンドライフに向けてやるべきこと

退職後の時間は、あなたの未来を計画するための「自己投資」の時間です。再就職の準備と、充実したセカンドライフのための行動を並行して進めましょう。

3-1. 再就職・転職活動の準備

(1) 自己分析とキャリアプランの見直し

退職は、これまでのキャリアを振り返り、今後のキャリアプランを見直す最高の機会です。

  • 過去の経験の分析: 成功体験、失敗体験から、あなたの強み、価値観、興味関心などを深く掘り下げます。
  • 未来の計画: どのような仕事に就きたいか、どのような働き方をしたいか、具体的な目標(5年後、10年後)を立てましょう。

自己分析を通じて、「なぜこの仕事を選ぶのか」というあなたの軸を定めることが、転職活動の成功に直結します。

(2) スキルアップ・資格取得で市場価値を高める

退職後のブランク期間を「自己投資期間」として有効活用しましょう。

  • オンライン学習: Udemyやセミナーなどで、転職先の企業で役立つスキル(ITスキル、語学など)を習得する。
  • 資格取得: キャリアプランに合った資格(TOEIC、簿記など)を取得し、客観的にスキルを証明する。

スキルアップや資格取得は、企業へのアピールポイントになるだけでなく、あなたの自信につながります。

(3) 転職活動の開始

自己分析とスキルアップと並行して、求人サイト、転職エージェント、ハローワークなどを活用し、計画的に活動を進めましょう。応募書類の作成や面接対策は、エージェントのサポートを受けることで、効率的かつ有利に進めることができます。

3-2. 退職後の自由時間:心と体のリフレッシュ

退職後の自由な時間は、あなたの人生を豊かにするための貴重な贈り物です。

(1) 趣味や旅行でリフレッシュ

これまで仕事に追われてできなかった趣味に挑戦したり、国内外へ旅行に出かけたりして、心身をリフレッシュさせましょう。心と体が満たされることで、転職活動にも前向きな気持ちで取り組むことができます。

(2) 健康維持を最優先にする

充実したセカンドライフを送るためには、健康が何よりも大切です。

  • バランスの取れた食事: 野菜、果物、肉、魚、穀物などをバランス良く摂取しましょう。
  • 適度な運動: ウォーキングやジョギングなど、無理のない範囲で体を動かすことを習慣にする。
  • 定期的な健康診断: 病気の早期発見・早期治療のために、健康診断は必ず受けましょう。

(3) 社会とのつながりを保つ活動

退職後の生活は、人とのつながりが大切です。

  • ボランティア活動: 自分のスキルや経験を活かし、地域社会に貢献する活動に参加する。新しい出会いや生きがいが見つかるかもしれません。
  • 家族や友人との交流: 家族との時間を大切にし、友人との交流を深めることで、心の安定を保ちましょう。

4. まとめ:退職後の生活を「人生の新しいスタート」に

退職後やること一覧は多岐に渡りますが、一つひとつを「自分の未来を作るためのステップ」と捉えて、前向きに進めていきましょう。

ステップ最優先事項
最初離職票の確認、国民健康保険・国民年金への切り替え手続き
資金面退職金の活用計画、保険の見直し、失業保険の申請
未来自己分析の徹底、キャリアプランの見直し、スキルアップのための学習

焦らず、計画的に準備し、積極的に行動することで、退職後の生活は、あなたの人生にとって最も充実した「新しいスタート」になるはずです。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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