フリーターから事務職へ就職できる?未経験で正社員を目指す方法

この記事に書かれていること

フリーターから事務職を目指す場合は、競争の厳しい一般事務だけでなく、営業事務や事務補助などへ応募先を広げることが大切です。

正社員求人への直接応募、紹介予定派遣、アルバイト先の正社員登用など、事務職へ就職する4つの方法を解説します。

基本的なPC操作、正確さ、調整力をアルバイト経験から拾い、志望動機や職務経歴書で伝える方法を紹介します。

パソコンを使う内勤の仕事に就きたくて事務職の求人を探し始めたものの、応募しても書類選考で止まってしまう。フリーターから事務職を目指す方が、最初にぶつかりやすい場面です。

事務職は求職者の人気が高く、求人1件に複数の応募が集まる状況が続いています。ただ、未経験から採用されている人がいないわけではありません。

応募先を一般事務だけに絞らず、営業事務や紹介予定派遣まで含めて広げれば、選択肢は増えます。

この記事では、事務職の求人事情、目指せる職種の種類、就職までのルート、そして選考でアピールできる強みの整理までを解説します。

目次

フリーターから事務職へ就職できる理由

事務職は競争が厳しい一方で、未経験者を受け入れる求人が存在しない職種でもありません。求人の実情と、アルバイト経験の活かし方の2点から、現実的な見通しを立てておきましょう。

未経験歓迎の事務求人がある

事務職は、応募が集中する職種です。

厚生労働省の一般職業紹介状況(令和8年5月分)によると、一般事務の職業の有効求人倍率は0.29倍で、全職業の0.99倍を大きく下回りました。求人1件に対して3人以上の求職者がいる計算になり、経験者と競合する場面も生じます。

ただし、同じ事務系でも数字は分かれます。営業・販売事務従事者は0.85倍、会計事務従事者は0.55倍、生産関連事務従事者は1.25倍で、特定の部門を支える事務職ほど競争は緩やかです。

「事務職は無理」と決めつける前に、どの事務なら応募できるのかを分けて考えてください。一般事務に絞った応募だけで判断すると、可能性を過小評価することになります。

アルバイト経験を事務スキルとして伝えられる

事務未経験であっても、アルバイトで事務に近い作業を担当していた方は少なくありません。

レジ締め、在庫の記録、シフト表の作成、電話での予約受付などは、いずれも事務職の業務と重なります。経験を「接客をしていました」でまとめてしまうと、この重なりが面接官に伝わりません。

アルバイトでの作業 事務職で活かせる場面
レジ締め・売上金確認 数字の照合・伝票処理
シフト表の作成 スケジュール調整・日程管理
予約の電話受付 電話応対・来客対応
在庫記録・発注 データ入力・備品管理

この置き換えができると、職務経歴書に書ける中身が変わります。担当していた作業を10個ほど書き出し、上の表と重なるものに印をつけてみてください。

事務職を目指すときのポイント

「事務=一般事務」ではありません。
一般事務だけに応募先を絞らず、営業事務・生産関連事務・事務補助などまで広げると、未経験から応募できる求人は増やせます。

フリーターが目指せる事務職5選

事務職といっても、担当する業務も求人の量も異なります。ここでは未経験から応募しやすい5つの種類を取り上げ、仕事内容と、狙うときの注意点を確認しましょう。

職種 主な仕事 活かしやすい経験 未経験から狙うポイント 注意点
一般事務 書類作成・入力・電話対応 レジ締め・入力・電話受付 中小企業や業務範囲の広い求人も見る 競争率が高い
営業事務 受発注・見積・顧客対応 接客・電話応対・調整 接客経験を強みにしやすい 社内外との調整が多い
総務・人事アシスタント 勤怠・備品・入退社補助 正確さ・情報管理 アシスタント求人を狙う 業務範囲が会社ごとに違う
医療事務 受付・会計・レセプト 接客・受付 無資格可求人も候補にする シフト勤務の場合あり
事務補助・データ入力 入力・スキャン・書類整理 正確な作業・記録 まず事務経験を作る入り口として使う 契約・派遣求人も多い

一般事務

一般事務は、書類作成、データ入力、電話・来客応対、ファイリングなどを幅広く担当する仕事です。求人票に「事務職」とだけ書かれている場合、多くはこの一般事務を指します。

特定の資格を求められないことが多く、応募のハードルは低い一方で、応募者数も最も多い区分です。

未経験から狙うなら、応募先の規模に目を向けてください。従業員数の少ない会社では、事務担当者が経理・総務・受付を兼ねる形になり、未経験でも採用される余地があります。

担当範囲が広い分、入社後に覚えることは増えますが、経験の幅を作れる点は利点です。

営業事務

営業事務が担当するのは、見積書や請求書の作成、受発注の処理、顧客からの問い合わせ対応など、営業担当者を支える業務です。営業・販売事務従事者の有効求人倍率は0.85倍と、一般事務の0.29倍より応募の機会は多くなります。

社内外とのやり取りが多いため、接客や電話応対の経験がそのまま評価されやすい職種です。納期や在庫の確認で営業担当と顧客の間に立つ場面もあり、状況を整理して伝える力が求められます。

飲食店や小売店で、厨房と客席の間に立って調整していた経験があるなら、その具体例を面接で話してみてください。

総務・人事アシスタント

総務・人事アシスタントは、備品の管理、社内行事の運営、勤怠データの取りまとめ、入退社手続きの補助などを担当します。担当範囲は会社によって差が大きく、労務や採用の一部を任される場合もあるでしょう。

人の情報を扱う仕事のため、正確さと、社内の情報を外に出さない姿勢が前提です。

求人数は一般事務ほど多くありませんが、アシスタントとしての募集であれば未経験可のものも見つかります。応募する際は、担当する業務の範囲と、社会保険や給与計算まで関わるのかを確認しておきましょう。

医療事務

医療事務は、病院やクリニックで受付、会計、診療報酬明細書(レセプト)の作成などを担当します。

民間の資格講座が多く用意されている分野ですが、資格がなければ働けない仕事ではありません。実際に、無資格・未経験から採用し、入職後に業務を覚えてもらう医療機関もあります。

夜間や休日の診療がある医療機関では、シフト勤務になります。患者と直接やり取りする時間が長いため、接客経験を活かしやすい一方、パソコンに向かう時間だけを想像していると入職後に戸惑うかもしれません。

求人を見るときは、受付業務とレセプト業務の比率を確かめてください。

事務補助・データ入力

事務補助やデータ入力は、書類のスキャン、伝票の入力、資料の印刷や封入といった定型作業が中心です。作業手順が決まっているものが多く、事務職のなかでは未経験から入りやすい部類に入ります。

事務用機器操作員の有効求人倍率は0.26倍と決して高くはありませんが、正社員登用を前提とした募集や、繁忙期の増員から始まる募集もあります。

注意したいのは、雇用形態です。契約社員や派遣社員としての募集も多いため、正社員を目指すなら、登用制度の有無と実績を必ず確認してください。

入力の速さや正確さは実務で伸びるため、まずはこの仕事で事務職の経験を作り、その後で担当範囲を広げる進み方もあります。

フリーターから事務職へ就職する4つの方法

事務職への入り口は、正社員求人への直接応募だけではありません。

応募ルートを複数持っておくと、競争率の高さに阻まれにくくなります。それぞれの仕組みと、向いている場面を見ておきましょう。

方法 向いている人 メリット 注意点
正社員求人へ直接応募 すぐ正社員を目指したい 最初から正社員として働ける 競争率が高い
紹介予定派遣 職場を見てから決めたい 仕事内容・社風を確認できる 直接雇用が確約ではない
正社員登用 今の職場を気に入っている 仕事ぶりを知ってもらえている 時期・人数が会社次第
周辺職種から入る 接客経験を活かしたい 営業事務・受付など選択肢が広がる 希望業務へ移れるか確認が必要

未経験歓迎の正社員求人へ応募する

もっとも分かりやすいのは、未経験可の正社員求人へ直接応募する方法です。求人サイトやハローワークで「事務」「未経験歓迎」と絞り込めば候補は集まるでしょう。応募数を確保できる点が利点ですが、そのぶん競合も多くなります。

通過率を上げたいなら、応募する事務の種類を広げてください。一般事務だけでなく、営業事務・生産関連事務・事務補助まで含めて検索すると、母数が変わります。

あわせて、職務経歴書には「レジ締めで1日の売上を照合していた」のように、事務作業と重なる経験を具体的に書き込みましょう。

紹介予定派遣から正社員を目指す

紹介予定派遣は、一定期間(最長6か月)派遣社員として働いたあと、本人と受け入れ企業の双方が合意すれば直接雇用に切り替わる仕組みです。事務職の求人が比較的多く、職場の雰囲気や業務内容を知ったうえで入社を判断できます。

厚生労働省の労働者派遣事業の令和6年度事業報告の集計結果によると、紹介予定派遣で派遣された労働者は25,535人、そのうち職業紹介を経て直接雇用に結びついたのは13,881人でした。

およそ半数が直接雇用に至っている計算です。裏を返せば、必ず正社員になれるルートではありません。利用するときは、直接雇用後の雇用形態が正社員なのか契約社員なのかを、派遣会社に事前に確認してください。

アルバイト先の正社員登用を利用する

いま働いているアルバイト先に事務部門があるなら、正社員登用も選択肢に入ります。

厚生労働省の令和5年若年者雇用実態調査では、正社員以外の労働者を正社員へ転換させる制度がある事業所は59.9%でした。事業所の規模別に見ると、300〜999人規模が79.1%、100〜299人規模が75.8%、5〜29人規模では58.0%と差があります。

仕事ぶりを知ってもらったうえで応募できる点が、この方法の強みです。まずは制度の有無と、過去に登用された人がいるかを社員に尋ねてみましょう。

ただし、登用の時期や人数は会社の状況に左右されるため、社内での話を進めながら、外部への応募も並行して続けておくほうが安全です。

営業事務など事務以外の経験も活かせる職種へ応募する

最後は、応募先の職種そのものを広げる方法です。一般事務にこだわらず、営業事務、コールセンター、受付、店舗のバックオフィス業務まで視野に入れると、接客経験を評価してもらえる求人が見つかるでしょう。

たとえばコールセンターの管理部門や、営業所の事務担当は、電話応対の経験が直接的な強みになります。数年後に事務職の中心的な業務へ移ることを目指すなら、まず「人と話す要素のある事務」から入るのが現実的な進み方です。事務経験を1年でも作れば、その後の応募で書ける職務経歴も変わります。

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事務職の選考でアピールできるスキル

事務職の選考では、資格の有無より、日々の業務を任せられるかどうかが見られます。未経験でも示せる3つの力を、具体的な言い方とあわせて確認しましょう。

未経験でもアピールできる3つの力

① PC操作
Word・Excelで文書や表を作れる
② 正確さ・段取り
数字確認や締切管理を丁寧に進められる
③ 調整力
相手の状況を見ながら優先順位を変えられる

基本的なPC操作

まず求められるのは、パソコンの基本操作です。事務職の求人票には「Word・Excelの基本操作ができる方」と書かれていることが多く、この一行が意味するのは、文書作成と表計算の基礎までです。応募段階で、関数を使いこなすレベルまで求められることは多くありません。

具体的には、Wordで書式を整えた文書を作れること、Excelで表を作り、合計や平均を計算できること、印刷設定を調整できることが目安になります。

自信がない場合は、求人へ応募する前の1か月で、家計簿やアルバイトのシフト表をExcelで作ってみてください。面接では「表計算ソフトでシフト表を作り、勤務時間を自動で集計していました」と話せば、操作の範囲が具体的に伝わります。

正確さとスケジュール管理能力

2つ目は、正確さと段取りです。事務の仕事はミスが後工程に影響するため、確認の習慣があるかどうかが重視されます。「几帳面です」という自己評価ではなく、確認のためにやっていた行動を話してください。

「レジ締めでは、レジの記録と現金を2回数えて突き合わせ、差額が出たときは伝票を時系列で見直していました。月に1度は出ていた締め作業の差額は、この手順に変えてからほぼなくなりました」

このように、作業・手順・結果の3点が入っていると、正確さが具体的な行動として伝わります。スケジュール管理についても同様に、締切のある作業をどう管理していたかを説明できるようにしておきましょう。

接客経験で培った調整力

3つ目は、人との調整です。事務職は社内の各部署や取引先と関わるため、依頼を受けて優先順位を決め、必要に応じて相手と交渉する場面があります。接客業で身につけた調整の経験は、さまざまな場面で活かせます。

厚生労働省の令和5年若年者雇用実態調査でも、中途採用者の選考で「コミュニケーション能力」を重視した事業所は66.9%にのぼりました。

事務職だから人と話さない、というわけではありません。「注文の混雑時に、厨房の状況を見て提供順を調整し、お客様に待ち時間を伝えていた」といった経験は、社内調整の場面へそのまま置き換えられます。

フリーターから事務職を目指す志望動機の作り方

事務職の選考でつまずきやすいのが志望動機です。「事務は楽そう」「パソコンを使う仕事がしたい」という理由のままでは、なぜ事務なのか、なぜその会社なのかが伝わりません。3つの手順で組み立てましょう。

事務職の志望動機は3ステップで作る

STEP 1|なぜ事務職なのか
アルバイト経験など、興味を持ったきっかけを伝える
STEP 2|何を活かせるか
応募先の仕事内容と自分の経験を結びつける
STEP 3|入社後どうなりたいか
最初に覚えたい仕事と、その後の目標を伝える

事務職を選んだ理由を具体的にする

まず、事務を選んだ理由を、自分の経験に結びつけます。

「デスクワークがしたいから」だけでは、応募先が変わっても通用する説明にしかなりません。事務的な作業に関心を持ったきっかけを、実際の出来事から掘り起こしてください。

「アルバイト先でシフト表を任され、勤務時間の集計に時間がかかっていたので、Excelで自動計算する表に作り替えた。仕組みを整えて全体が回りやすくなる仕事に面白さを感じた」という説明であれば、あなた固有の動機になります。

事務作業を「地味だけれど得意」と感じた瞬間を思い出すと、材料が見つかるでしょう。

応募先で活かせる経験を入れる

次に、応募先の業務内容と、自分の経験を結びつけます。

求人票の「仕事内容」欄から3語ほど抜き出し、その言葉を使って経験を説明し直すのが手早い方法です。「受発注業務」とあれば発注の経験を、「電話応対」とあれば予約受付の経験を、それぞれ具体的な場面で語ります。

同じ経験でも、応募先によって強調する部分は変わります。営業事務なら社内外の調整、医療事務なら受付での応対、データ入力なら正確さというように、求められている中身に合わせて並べ替えてください。すべての経験を書き並べると、要点がぼやけます。

入社後に身につけたいスキルを伝える

最後に、入社後の展望を添えます。未経験採用では、育てる価値があるかどうかが判断材料になるため、学ぶ意欲を具体的な形で示すことが有効です。厚生労働省の同調査でも、中途採用者の選考で最も重視された点は「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」(72.7%)でした。

「入社後はまず受発注の処理を正確にこなせるようになり、その後は請求業務まで担当できるようになりたい」といった形で、求人票に書かれた業務の範囲内で目標を語ってください。

資格取得を挙げる場合は、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)や日商簿記など、業務と関係する試験に絞ると説得力が増します。

事務職求人を選ぶときの注意点

内定を得ることと、続けられる職場を選ぶことは別の話です。事務職の求人は業務範囲の表記が曖昧になりやすいため、応募前に3点を確認しておきましょう。

確認項目 見るポイント 質問例
仕事内容 入力・電話・経理・軽作業などの比率 入社1年目の方は1日どのような業務をしていますか?
研修・フォロー 指導役・質問相手・独り立ちまでの期間 入社後は誰に教えていただく形になりますか?
雇用形態・登用 登用条件・実績・登用後の待遇 直近で正社員登用された方は何名いますか?

求人票で実際の仕事内容を確認する

「一般事務」という表記だけでは、実際の業務は分かりません。データ入力が中心なのか、経理まで含むのか、電話と来客の対応がどの程度あるのかによって、1日の過ごし方はまったく違います。求人票の仕事内容が2行しか書かれていない場合は、面接で1日の流れを聞いてください。

「入社1年目の方は、午前と午後にどんな業務をしていますか」という聞き方がおすすめです。答えの中に想像していなかった業務が入っていたら、それが入社後の実態といえるでしょう。

事務職以外の業務(店舗の応援、荷物の仕分けなどの軽作業)が含まれるかどうかも、この質問で把握できます。

研修と入社後のフォローを確認する

次に、教える体制です。事務職は人数の少ない部署に配属されることが多く、指導役が兼務している職場では、聞ける時間が限られる場合があります。研修の期間だけでなく、誰が教えるのか、質問できる相手が決まっているのかを確認しましょう。

先の調査では、若年正社員の育成方法はOJTが69.8%と主流でした。つまり、実際の業務を通じて覚える形が一般的です。だからこそ、独り立ちまでの目安期間と、その間に担当する業務の範囲を聞いておくと、入社後の見通しが立ちます。

雇用形態と正社員登用の条件を確認する

3つ目は、雇用形態です。事務職の求人には、契約社員や派遣社員としての募集も多く含まれます。「正社員登用あり」と書かれていても、条件や実績は会社ごとに違うため、次の3点を確かめてください。

  • 登用の対象になるまでの勤続期間と、必要な条件
  • 直近1〜3年で実際に登用された人数
  • 登用後の待遇(給与・賞与・休日)が、最初から正社員で入った場合とどう違うか

3点とも答えが返ってくる会社であれば、制度が実際に運用されていると考えられます。曖昧な返答しか得られない場合は、正社員求人と並行して応募を続けるほうが安全です。

事務職を選ぶ理由を一人で整理しにくいときの対処法

ここまで読んでも、志望動機がまとまらない、自分の強みが分からないという方は多いでしょう。材料がないのではなく、経験を仕事の言葉へ翻訳する作業が難しいことが理由です。3つの手順で進めましょう。

アルバイト経験から事務に活かせる強みを拾う

最初にやるのは、経験の棚卸しです。アルバイトで1日にやっていた作業を、時間帯ごとに書き出してください。「開店前に釣銭を準備」「昼のピーク時にレジ2台を回す」「閉店後に売上を集計」というように、細かく分けるほど材料が増えます。

書き出したら、この記事の表を見ながら事務の業務と重なるものに印をつけます。印がついた作業が3つあれば、職務経歴書の項目としては十分です。自分では当たり前だと思っていた作業ほど、他人から見れば経験として通用します。

ツナグバのWhy軸のカウンセリングで志望理由を深掘りする

次に、「なぜ事務なのか」を掘り下げます。事務職を選んだ理由が「体力的にきつくない仕事がいい」だとしても、そこで止めずに、その裏にある希望まで言葉にすることが大切です。長く続けられる働き方を求めているのか、成果より正確さで評価されたいのか、人によって中身は違います。

ツナグバのカウンセリングでは、この「なぜそう思うのか」から対話を始めます。過去の経験と価値観をたどり、避けたいことの裏にある本当の希望を特定する進め方です。

ここが定まると、志望動機が「事務は楽そう」から、自分の言葉で語れる理由へ変わります。

エージェントとの面談で応募先ごとの選考対策を進める

理由が定まったら、次は応募先ごとの準備です。ツナグバでは、20代・未経験の方の就職支援にあたって1人あたり平均10回ほどの面談を重ね、応募書類の書き方から面接での答え方まで一緒に整えます。事務職は競争が厳しいぶん、書類の書き分けが結果に直結する職種です。

面談を利用するときは、応募したい事務の種類と、譲れない条件を先に伝えてください。「事務職を希望」とだけ伝えるより、「営業事務を中心に、土日休み、通勤1時間以内」と具体化したほうが、紹介される求人の精度は上がります。

フリーターから事務職への就職は応募先を広げて準備しよう

大切なのは、一般事務だけを追いかけないことです。一般事務の有効求人倍率は0.29倍と競争が厳しい一方、営業・販売事務は0.85倍、生産関連事務は1.25倍と、同じ事務系でも状況は変わります。紹介予定派遣や正社員登用まで含めれば、入り口はさらに増えるでしょう。

まずは、アルバイトでやっていた作業を時間帯ごとに書き出し、事務の業務と重なるものに印をつけてください。

次に、応募する事務の種類を2つ以上に広げて求人を検索し、気になった求人票の「仕事内容」から3語を抜き出して、職務経歴書に書く経験を選び直しましょう。

20代・未経験からの就職を専門に支援しているのがツナグバです。志望動機の整理から応募先選びまで一緒に進めたい方は、気軽に相談してみてください。

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事務職の種類や就職ルートが分かっても、自分の経験をどの仕事に結びつければよいか、どの求人なら正社員を目指せるかを一人で判断するのは難しいものです。ツナグバでは、アルバイト経験と希望条件を整理し、20代・未経験から目指せる事務求人を一緒に比較できます。

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この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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