27歳フリーターの就職は遅くない!正社員になる5ステップ

この記事に書かれていること

27歳のフリーターでも、20代の未経験者を育成前提で採用する企業や、意欲・対人力を重視する企業へ正社員就職を目指せます。

希望条件とアルバイト経験を整理し、未経験歓迎求人を比較して複数社へ応募するまでの5ステップを解説します。

フリーター期間の説明や志望理由の伝え方、求人サイト・公的窓口・就職エージェントの使い分けも紹介します。

27歳になってもアルバイトを続けていると、就職を考えるたびに「もう遅いのではないか」と手が止まってしまうものです。同級生の話題が転職や昇進に変わり、履歴書の職歴欄を思い浮かべるたびに、その気持ちは強くなるでしょう。

ただ、企業が中途採用で見ているのは職歴の長さだけではありません。厚生労働省の令和5年若年者雇用実態調査によると、中途採用の選考で「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」を重視した事業所は72.7%で、「業務に役立つ職業経験・訓練経験」の42.3%を大きく上回りました。職歴のなさが不利に働く場面はあるものの、それだけで選考が終わるわけではありません。

とはいえ、20代のうちに動き出したほうが、応募できる求人の幅は広くなるでしょう。この記事では、27歳のフリーターが正社員を目指せる理由から、仕事の選び方、応募までの5ステップ、面接での答え方までを順に解説します。

目次

27歳フリーターは正社員就職を目指せる理由

27歳という年齢で、正社員への道が閉ざされるわけではありません。

企業側には20代の未経験者を採用したい事情があり、アルバイトで積んだ経験も選考で使える材料になります。まずは、可能性が残っている理由から確かめましょう。

20代を未経験者として採用する企業がある

27歳で職歴がなくても、応募できる正社員求人は残っています。

労働者の募集・採用では、平成19年10月1日から年齢制限が原則として禁止されました(当時の雇用対策法第10条。現在は労働施策総合推進法第9条)。それでも「35歳未満」といった求人を見かけるのは、厚生労働省が例外事由を定めているからです。

そのうちの一つが、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合にあたります。

注目したいのは、この例外を使うための条件です。

  • ①対象者の職業経験について不問とすること
  • ②新規学卒者以外の人には新規学卒者と同等の処遇であること

厚生労働省の資料では、上記の条件を満たす必要があるとされています。「同等の処遇」とは新卒者と同様の訓練・育成体制や配置・処遇をもって育てようとしている状態を指し、賃金が新卒者と完全に一致していなければならないという意味ではありません。

つまり、年齢で絞り込んでいる正社員求人ほど、経験者ではなく「これから育てる人」を探している可能性が高いといえます。求人票を開いたら、年齢の条件と「職務経験不問」の記載がセットになっているかを確認してみてください。

アルバイト経験も仕事に活かせる強みになる

アルバイトで続けてきた仕事は、面接で説明できる材料になります。

先ほどの若年者雇用実態調査では、中途採用の選考で重視した点として「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が72.7%、「コミュニケーション能力」が66.9%、「マナー・社会常識」が58.1%と続きました。職業経験そのものを挙げた事業所(42.3%)より、働く姿勢や人との関わり方を見ている事業所のほうが多いという結果です。

これらは、アルバイトの現場でも十分に発揮してきたはずのものでしょう。

  • レジ締めの誤差を減らすために手順を変えた
  • 新人に教える役を任された
  • 混雑時に声をかけ合って回した

こうした場面は、そのまま「勤労意欲」や「コミュニケーション能力」の説明になります。

書き出すときは、職種名ではなく「やっていた作業」で並べてください。「居酒屋ホール3年」より、「20席の担当」「発注量の調整」「新人3人の指導」と分けたほうが、応募先の仕事と重なる部分を探しやすくなります。

職歴なしでも準備と応募先の選び方で可能性を広げられる

結果を左右するのは職歴の有無ではなく、どこに応募するかと、どこまで準備したかです。

同調査では、過去1年間に若年層を正社員として採用した事業所の割合が、1,000人以上の規模で96.3%、5〜29人の規模で27.9%と、大きな開きがありました。

規模の小さい会社ほど、採用の機会自体が少ない年があります。1社に的を絞って結果を待つ進め方では、実力とは関係のないところで足踏みしかねません。

そのため、応募先は最初から複数持っておきましょう。ただし、同じ志望動機を全社に送るのは避けてください。求人票の仕事内容を読み、自分のアルバイト経験と重なる作業を2つ挙げるだけでも、書類の中身は応募先ごとに変わります。

27歳フリーターが早めに就職活動を始めたい3つの理由

就職活動に締切はありません。それでも、動き出す時期によって選べる求人の幅は変わります。

年齢を条件にした求人の仕組みと、入社後に積める経験の量、そして候補にできる職種の幅が理由です。以下で3つに分けて説明します。

27歳の今から就職活動を始めたい3つの理由

① 20代向けの未経験求人を選びやすい
育成前提で20代を採用する求人も候補に入れやすい時期です。
② 30歳までに正社員経験を積める
27歳で入社すれば、30歳時点で約3年の実務経験を持てる可能性があります。
③ 未経験から挑戦できる職種を広く比較できる
年齢が上がる前に、興味のある仕事を複数比較しやすいタイミングです。

20代向けの未経験求人へ応募できるから

年齢を条件にした未経験歓迎の求人へ応募しやすいのは、20代のうちです。

前述のとおり、企業が年齢の上限を設けられるのは、長期勤続によるキャリア形成を目的として若年者を無期雇用で採用する場合などに限られています。

一方で、こうした求人の条件は募集のたびに変わるため、いつでも同じ求人が出ているとは限りません。気になる求人を見つけたら、応募条件の年齢欄を確認し、当てはまるうちに応募しておくのがおすすめです。

正社員として経験を積む時間を確保できるから

早く入社するほど、正社員としての職務経験を積む期間が長くなります。

中途採用の選考で「業務に役立つ職業経験・訓練経験」を重視した事業所は42.3%でした。裏を返せば、いま職歴がないことで書類選考を通りにくい場面があっても、正社員として働いた年数が増えれば、その分だけ評価される材料が手元に増えるということです。27歳で入社すれば、30歳の時点で3年の経験を持って次の選択ができます。

最初の1社を「一生勤める会社」と考えると、応募先を決めきれません。3年後の選択肢を広げるための場所と捉えたほうが、条件の優先順位はつけやすくなるでしょう。

年齢が上がる前に仕事選びの幅を広げられるから

候補にできる職種の幅は、時間が経つほど狭くなる場合があります。

これは企業が職務経験を不問にできるのは、入社後に育てる前提があるからです。制度が想定しているのも「長期勤続によるキャリア形成」であり、育成にかける時間を回収できる見込みが、採用の判断材料になります。未経験から挑戦できる職種の求人は、年齢が上がるにつれて減ると考えておいたほうがよいでしょう。

もし「向いているか分からない」という理由で候補から外している職種があるなら、いま一度候補に戻してみてください。応募して面接まで進めば仕事内容を具体的に聞けるので、試せる時期に試しておくほうが、後で悩む時間は短くなります。

27歳フリーターが就職しやすい仕事の特徴

就職しやすい仕事かどうかは、職種名だけでは判断できません。見るべきなのは以下の点です。

  • 未経験者を採用してきた実績があるか
  • 入社後に教える仕組みがあるか
  • これまでの経験を使えるか
  • 人手が不足しているか

職種名を見る前に、この4点で求人を絞り込みましょう。

27歳フリーターが求人を見るときの4チェック

① 未経験者の採用実績がある
「未経験歓迎」という表記だけでなく、実際の採用実績まで確認します。
② 研修・育成制度がある
研修期間・指導役・独り立ちまでの流れを確認します。
③ アルバイト経験と共通点がある
接客・在庫管理・新人教育など、これまでの経験を活かせる仕事を探します。
④ 採用ニーズがある
求人数や採用状況も確認し、1職種だけに絞りすぎないようにします。

未経験者の採用実績がある仕事

まず確かめたいのは、その会社が未経験者を実際に採用してきたかどうかです。

求人票の「未経験歓迎」は、応募のハードルを下げる表現として広く使われています。ただ、実際に採用した実績がなければ、選考で経験者と比べられて終わりかねません。

前述の調査では、過去1年間に若年層を正社員として採用した事業所の割合は産業ごとに差があり、金融業・保険業が56.2%、情報通信業が53.1%、教育・学習支援業が40.5%、建設業が39.1%となっていました。

面接では「直近1年で未経験から入社した方は何名いますか」と尋ねてみてください。人数と入社後の配属先まで答えが返る会社は、受け入れる体制ができていると判断できます。

入社後の研修や育成制度がある仕事

2つ目は、入社後に教えてもらえる仕組みがあるかどうかです。

採用されても教える体制がなければ、現場で困るのは自分自身です。若年者雇用実態調査では、若年正社員の育成を行っている事業所は77.9%で、方法は「OJT」69.8%、「OFF-JT(業務から離れて行う教育訓練)」35.2%、「自己啓発への支援」33.1%の順でした。多くの職場では、実務を通じて教える形が中心だと分かります。

求人票に「研修あり」とだけ書かれている場合は、研修期間の長さ、指導役が決まっているか、独り立ちまでの目安の3点を面接で確認しましょう。この3つに具体的な答えが返る会社なら、育てる前提で採用しているといえます。

アルバイト経験を活かせる仕事

3つ目は、これまでのアルバイトと地続きの仕事かどうかです。

同じ職種を選ぶ必要はありません。「人と話す」「数字を扱う」「手順どおりに進める」といった作業の性質が重なっていれば、面接で説明できる接点になります。

アルバイト経験 活かしやすい職種 共通する力
飲食・小売の接客 営業/販売/サービス職 要望を聞き、相手に合わせて対応する
レジ締め・売上確認 事務/コールセンター 数字を正確に扱う
品出し・在庫管理・発注 物流/製造 段取り・在庫管理・正確性
シフト作成・新人指導 店舗運営/施工管理 調整・教育・チーム管理

この対応づけができていれば、志望動機を「未経験ですが頑張ります」で終わらせずに済むでしょう。応募前に、求人票の業務内容と自分の経験が重なる作業を2つ書き出しておきましょう。

人手不足で若手を求めている仕事

4つ目は、求人数に対して応募者が少ない仕事です。

厚生労働省の一般職業紹介状況(令和8年6月分)では、有効求人倍率が1.18倍、正社員の有効求人倍率は1.00倍でした。求人1件あたりの応募者が少ない分野ほど、経験より意欲を見て採用する余地は広がります。

自分の希望する職種の状況を知りたい場合は、ハローワークの窓口で職業別の求人倍率を尋ねてみてください。応募先を1つの職種に絞らず、倍率の高い職種を最低でも2つは候補に入れておくと、就職までの期間は短くなりやすいでしょう。

27歳フリーターが正社員になる5ステップ

ここからは、実際に動き出す手順を5つに分けて説明します。

27歳フリーターから正社員になる5ステップ

STEP 1|希望条件を整理する
正社員になりたい理由と、譲れない条件を決める
↓
STEP 2|アルバイト経験を棚卸しする
担当した仕事や工夫を10個程度書き出す
↓
STEP 3|求人を比較する
仕事内容・給与・休日・研修・応募条件を見る
↓
STEP 4|応募先ごとに書類・面接を準備する
求人の仕事内容と自分の経験を結びつける
↓
STEP 5|複数社へ応募して改善する
書類・面接の結果を振り返り、次の応募へ反映する

求人を探す前に条件を整理し、応募したあとに振り返るところまでが一連の流れです。順番を入れ替えると迷いやすいため、上から順に進めてみてください。

STEP1:正社員を目指す理由と希望条件を整理する

最初にやることは、求人探しではなく、自分の条件を書き出す作業です。

正社員を目指す理由が曖昧なままだと、面接で答えに詰まるだけでなく、応募先を選ぶ基準も定まりません。「収入を安定させたい」「実家を出たい」「アルバイトの契約更新のたびに不安になる」など、思い浮かんだ言葉をそのまま書き出してください。

次に、譲れない条件と避けたい条件を分けましょう。「夜勤は避けたい」「土日のどちらかは休みたい」「通勤1時間以内」のように具体化できれば、求人サイトの絞り込み条件としてそのまま使えます。この作業に30分ほど使っておいてください。後の求人選びを効率良く進められます。

STEP2:アルバイト経験から強みを見つける

条件が決まったら、自分の経験を棚卸ししましょう。

やり方は単純で、これまでのアルバイトでやっていた作業を10個ほど書き出し、そのうち苦にならなかったものに印をつけるだけです。「品出しの手順を組み替えた」「クレーム対応を任された」といった具体的な行動が並ぶと、志望動機に使える材料が浮かびます。

うまく思い出せない場合は、当時のシフト表やアプリの記録をさかのぼってみてください。任されていた時間帯や役割が分かると、「自分は何もしていない」という思い込みが崩れることも少なくありません。

STEP3:未経験歓迎の求人を比較する

材料が揃ったら、いよいよ求人を比べる段階です。

1社ずつ見ると判断がぶれるため、同じ項目で並べて比べましょう。見るのは、仕事内容、月給(固定残業代を除いた基本給)、年間休日、研修の有無、応募条件の5つで十分です。

確認する項目 見るポイント
仕事内容 入社1年目に任される業務が書かれているか
月給 固定残業代を含む金額か、その場合は何時間分か
年間休日 105日か120日かで月あたり1日以上違う
研修 期間と指導役の有無が具体的か
応募条件 年齢の上限と「職務経験不問」の記載

3社ほど並べると、条件の違いがはっきりします。給与の高さだけで選ぶと、休日の少なさに後から気づくことになりかねません。

STEP4:応募先に合わせて履歴書と面接を準備する

応募先が決まったら、書類を1社ずつ作り込みます。

履歴書の職歴欄には、アルバイト先も「株式会社○○ ○○店 アルバイトとして勤務」と記載してかまいません。空欄のまま提出するより、どこで何年働いてきたかが伝わります。志望動機は、STEP2で書き出した作業のうち、応募先の仕事と重なるものを1つ選んで組み立ててください。

面接の準備では、答えを丸暗記しないほうが自然に話せます。「フリーターを続けた理由」「正社員を目指す理由」「入社後に活かせる経験」の3つについて、話す要点をそれぞれ2つずつメモしておく程度で十分でしょう。

STEP5:複数社へ応募して振り返りを続ける

最後は、応募と振り返りを繰り返す段階です。

1社ずつ結果を待つと、1回の選考に1か月近くかかることもあります。同時に3社ほど進めておくと、比較の材料が増えるうえ、1社の結果に気持ちを引きずられにくくなるでしょう。

見送りの連絡が続いたときは、書類と面接のどちらでつまずいているかを分けて考えてください。書類で落ちるなら志望動機と職歴欄の書き方を、面接で落ちるなら答え方を見直しましょう。振り返りをメモに残しておくと、3社目、4社目で同じつまずき方をせずに済みます。

27歳フリーターが面接で準備する3つの回答

面接では、フリーター期間について質問されると考えておいてください。答えを用意していないと言葉に詰まりますが、逆にいえば準備しておける質問でもあります。ここでは、押さえておきたい3つの回答を確認しましょう。

面接前に準備する3つの回答

① なぜフリーターを続けていたのか
当時の事情を短く伝え、現在はどう考えているかまで話します。
② なぜ今、正社員を目指すのか
待遇だけでなく、仕事で担いたい役割や将来像を伝えます。
③ アルバイト経験をどう活かすのか
実際の経験と、応募先の仕事内容をつなげて説明します。

フリーターを続けた理由を正直に伝える

フリーターを続けた理由は、事実をそのまま伝えて問題ありません。

面接官が知りたいのは、過去の是非ではなく、入社後に同じ理由で辞めないかどうかです。取り繕った説明はかえって深掘りされ、答えに一貫性がなくなります。「学費を稼ぐ必要があった」「家庭の事情で時間の自由がきく働き方を選んだ」「やりたいことが決まらないまま続けてしまった」など、実際の経緯を短く述べてください。

伝えるときは、事実を述べたあとに現在の状況を添えましょう。「当時は時間の自由を優先していましたが、いまは腰を据えて働ける環境を求めています」と続ければ、過去の説明で終わらずに済みます。反省の言葉を重ねる必要はありません。

今から正社員を目指す理由を前向きに伝える

正社員を目指す理由は、待遇ではなく仕事の中身に寄せて伝えましょう。

「安定したいから」だけで止めると、条件を満たす会社ならどこでもよいと受け取られかねません。実際には安定を求める気持ちが出発点でも、そこから一歩進めて「なぜ安定が必要なのか」「その会社で何をしたいのか」まで話すと、応募先を選んだ理由につながります。

たとえば、アルバイトでシフトを任されるうちに後輩の育成へ関心が向いた人なら、「担当を持って長く関わる仕事がしたい」が志望動機の出発点です。志望動機は、求人票の仕事内容から1つ選び、自分の経験と結びつけて話してください。

アルバイト経験を入社後の貢献へ結びつける

最後は、経験をどう活かすかまで話し切ることです。

採用選考で重視される「職業意識・勤労意欲」や「コミュニケーション能力」は、抽象的に語っても伝わりません。「接客が得意です」で止めず、「120席の店舗で週末のピーク時間を任されていたので、複数の作業を同時に進める場面には慣れています」と、規模や場面まで具体化しましょう。

そのうえで、入社後にどう使うかを一言添えてください。「電話対応でも、相手の用件を整理しながら進められると考えています」のように応募先の業務と結びつけば、経験の説明が志望動機の一部としても働くでしょう。

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27歳フリーターが求人を探す3つの方法

求人の探し方は大きく3つあり、それぞれ得意な部分が違います。自分で比較したいのか、相談しながら決めたいのかによって、使い分けたほうが効率的です。ここでは3つの方法を順に説明します。

フリーター向け求人サイトで探す

自分のペースで探したい人に向いているのは、求人サイトです。

未経験歓迎の求人を扱うサイトなら、勤務地・職種・年間休日といった条件で絞り込めるため、条件が固まっている人ほど早く候補を集められます。一方で、応募する求人を選ぶのも、書類を作るのも自分ひとりの作業です。

サイトを使うときは、2つか3つに登録しておきましょう。掲載されている求人は運営会社ごとに違うため、1つだけでは見落としが出ます。あわせて、求人情報の更新日と仕事内容の記載量も確認してください。更新が止まったままの求人は、すでに募集が終わっている可能性も否定できません。

ハローワークやジョブカフェへ相談する

無料で相談したい場合は、公的な窓口が使えます。

ハローワークには、正社員就職を目指す若者向けのわかものハローワークが設けられており、おおむね35歳未満で、現在パート・アルバイトとして働いている人が対象です。担当者制の支援を受けられるため、毎回同じ相談員に状況を説明できます。

もう一つの選択肢が、正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」というジョブカフェです。46の都道府県が設置しており、就職セミナーや職場体験、職業相談などをすべて無料で受けられます。ハローワーク併設の施設なら、職業紹介まで1か所で受けられるでしょう。まずは近くの窓口に電話で予約を入れてみてください。

20代向け就職エージェントから紹介を受ける

求人選びから選考対策まで一緒に進めたい人に向いているのが、就職エージェントです。

エージェントは、面談で経験と希望を聞き取ったうえで求人を紹介し、応募書類の添削や面接練習まで担当します。求人票に書かれていない職場の様子を聞ける点も、自分で探す場合との違いです。20代・未経験層を専門にするサービスには、フリーターからの応募を前提とした求人が集まっています。

ただし、紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。希望と違えば理由を伝えて断ってかまわないので、まずは面談を受けて、紹介される求人の傾向を確かめるところから始めましょう。

就職先を一人で決めにくい27歳フリーターの進め方

条件を整理して求人を見比べても、最後の1社を選べないことはよくあります。判断材料が足りないのではなく、選ぶ基準が言葉になっていないことが理由である場合がほとんどです。3つの手順で整理しましょう。

やりたいことより先に避けたい条件を整理する

決めきれないときは、やりたい仕事を探すのをいったんやめて、避けたい条件から書き出してください。やりたいことは、経験した仕事の範囲からしか浮かびません。アルバイトの経験が数種類であれば、そこから「やりたい仕事」を選ぼうとしても候補が出ないのは当然です。

一方、「夜勤は続かなかった」「電話をかけ続ける仕事は苦手だった」といった避けたい条件は、実感をともなって挙がります。

避けたい条件を10個ほど並べたら、そこから逆算して譲れない条件を3つ決めましょう。この3つが決まると、求人を見たときに「合う・合わない」を自分で判断できるようになります。

仕事選びに迷ったら「避けたいこと」から逆算する

① 避けたい条件を書き出す
夜勤・長時間通勤・電話営業など、過去の経験から苦手だったことを整理
↓
② 「なぜ避けたいのか」を考える
生活リズム、体力、得意不得意など理由まで掘り下げる
↓
③ 譲れない条件を3つに絞る
求人を見るときの判断軸として使う

ツナグバのWhy軸のカウンセリングで強みと希望を言語化する

次に進めたいのは、避けたい理由の掘り下げです。

「夜勤を避けたい」の裏には、生活リズムを守りたい、体調管理に不安がある、家族との時間を確保したいなど、人によって違う事情があります。この理由が自分でも整理できていないと、条件に合う求人を見ても決め手を持てません。

ツナグバのカウンセリングは、この「なぜそう思うのか」から掘り下げる進め方をとっており、過去の経験と価値観をたどりながら、避けたいことの裏にある本当の希望を言葉にします。ここが定まると、職種名で迷う状態から抜け出し、「自分はこの条件を満たす仕事を選ぶ」という軸で判断できるようになるでしょう。

面談で応募先選びと選考対策を進める

軸が決まったら、実際の求人と突き合わせる段階です。

ツナグバでは、20代・未経験からの就職支援にあたって1人あたり平均10回以上の面談を重ね、応募先の選定から選考対策までを一緒に進めます。求人票からは読み取りにくい職場の雰囲気や、入社後に任される仕事の中身まで含めて検討できる点が、一人で探す場合との違いです。

面談を使うときは、「おすすめの求人を教えてください」ではなく、先に決めた3つの条件を伝えてください。条件を共有したうえで紹介を受ければ、候補を比べる基準がぶれなくなります。

27歳フリーターの就職は20代のうちに準備を始めよう

27歳という年齢そのものが、正社員就職を妨げるわけではありません。企業が年齢の上限を設けられるのは、職業経験を問わず、新卒者と同等に育てることを前提とした採用などに限られます。年齢で絞り込んでいる求人ほど、経験ではなく意欲を見ている可能性が高いといえるでしょう。実際、中途採用の選考で職業意識・勤労意欲を重視した事業所は72.7%にのぼりました。

まずは、アルバイトでやっていた作業を10個書き出し、苦にならなかったものに印をつけるところから始めてみてください。次に、避けたい条件から譲れない条件を3つ決めれば、求人サイトの絞り込み条件がそのまま決まります。職種の候補が2つか3つに絞れたら、求人サイトとハローワーク、エージェントを併用して実際の求人を見比べてみてください。

20代・未経験からの就職を専門に支援しているのがツナグバです。何から手をつければよいか分からない段階でも、経験の棚卸しから一緒に進められます。まずは気軽に相談してみてください。

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この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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