未経験の業界や職種に転職する際の志望動機の書き方を例文付きで解説｜20代未経験の転職ならツナグバ

2022-09-232024-05-16

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未経験の業界や職種の求人に応募する際には、志望動機はどのように書けばいいか迷ってしまったことはないでしょうか？

応募書類や面接試験で、人事担当者が重視しているのは「志望動機」です。自分ではしっかりと志望動機を伝えているつもりなのに、「なぜか書類選考で何度も落ちてしまう」と悩んでいる方も多くいます。

本記事では、20代-30代など若手の未経験転職に特化してサポートする転職エージェントの「ツナグバ」が、志望動機の書き方のポイントを例文付きで解説します。

未経験で転職する際に人事担当者が志望動機を見るポイント

志望動機とは、応募する企業で働きたいと思った理由です。企業は、志望動機から「志望度の高さ」や「会社や仕事への理解度」を確認したいと思っています。大切なのは、たくさん求人がある中で、「なぜ、この会社を選んで応募したのか」を人事担当者が納得できるように伝えることです。

複数の会社に応募する場合に、どの会社に提出する履歴書にも同じような志望動機を書いたり、志望動機を使い回す人がいますが、それでは応募企業で働きたいという熱意は伝わりません。応募企業のことをしっかりと研究して、どんな点に興味を持ったのか、入社してどのような仕事をしたいのかなどを具体的に説明する必要があります。

特に、未経験の業種や職種に応募する際には、「なぜその業界や職種に興味を持ったのか」や「なぜその職種でなければならないのか」を明確にすることが大切です。

「未経験の業界・職種」の転職志望動機はどう書く？例文と共に紹介

未経験の業界や職種に応募する際の、志望動機はどのように書いたらよいのでしょうか。ポイントを例文と合わせて紹介します。

なぜ未経験の業界や職種に興味を持ったのか整理

未経験の業界や職種に応募するのですから、「なぜこれまでとは違う分野の仕事に転職したいのか」を、人事担当者が「なるほど、だから当社の求人に応募してきたんだね」と納得できるように説明する必要があります。未経験の業界や職種に興味を持ったポイントを具体的にエピソードを添えて説明しましょう。

未経験の営業職を志望する例

前職は事務職で、お客様からの問い合わせや苦情の電話の対応をすることもありました。丁寧に説明することで、お客様から感謝の言葉を頂きうれしく感じました。お客様と直接接することができる営業職をしたいと考え志望いたしました。

未経験を補うためにどんな努力をしているのか

中途採用では企業は即戦力となる人材を求めています。例え「未経験者可」の求人であっても、経験者と未経験者で比較されると、はっきり言って未経験者は不利です。

前職と同業種・同職種への転職であれば職務経歴書や保有している資格などで、スキルや知識、能力をアピールすることができますが、未経験の場合には、入社後に活躍できることを証明するものがありません。それを補うためには、希望する業界や職種の仕事に就くために、現在どのようなことに取り組んでいるのかを伝えましょう。

資格取得をアピールする例

現在、WordやExcelのスキルを磨くために、MOS資格の取得に向けて勉強中で、12月に受験予定です。

活かせるスキルや経験を洗い出す

業界や職種が違っても必要とされる汎用性の高いスキルを「ポータブルスキル」と言います。これまで身につけたスキルや経験と、応募する仕事との共通点を見つけて、業務に活かせるスキルを具体的なエピソードを添えてアピールしましょう。

調整力をアピールする例

前職では、システム開発プロジェクトのメンバーとして、各部署の意見を集約して最適な内容に落とし込むことができました。

未経験の転職でダメな志望動機の例文

未経験の仕事へ応募する際に、ダメな志望動機の例も紹介します。

入社後に教えて欲しいという姿勢

未経験の仕事について入社後にしっかりと学びたいという前向きな気持ちは大切ですが、教えてもらいたいといった姿勢では、自ら戦力になろうとしない受け身の人間と見られることがあります。教えてもらいたいのではなく、自分の成長と会社に貢献するために学ぶ姿勢をアピールしましょう。

NGの例文

・未経験でスキルがないので、入社後に学ばせてもらいたい。
・研修制度が充実しているので、未経験でも仕事が覚えられると思います。

抽象的で具体的な内容でない

前述の通り、志望動機は「なぜ、この会社を選んで応募したのか」を具体的に伝えることが大切です。「企業理念に共感した」や「会社の将来性を感じた」などだけでは抽象的で、人事担当者に志望度が伝わりません。「どのような点」に「どうして」など具体的に伝えるようにしましょう。

NGの例文

・御社の企業理念に共感しました。
・業績を拝見し、会社の将来性を感じました。

志望動機が待遇面だけ

転職先の企業を選ぶ際には、給与や休日、福利厚生などの待遇面は重要なポイントです。しかし、待遇面だけを重視して、志望していると受け取られると、「採用しても他にもっと良い条件の会社があれば辞めてしまうのではないかと」と人事担当者に悪い印象を与えてしまいます。待遇の良さを述べつつも、その条件を求める背景を企業に利益につながるように伝えましょう。

NGの例文

・福利厚生が充実しているので志望しました。
・頑張れば頑張った分だけ、収入が上がるのが魅力です。

転職理由が前向きでない

前職で不満があって転職する場合でも、ネガティブな情報を伝えるのは避けましょう。人事担当者に「採用しても当社に対して同様の不満を不満を抱くのでは」という印象を与えかねません。ネガティブな理由は、転職によって環境を変えたいというようにポジティブな表現に言い換えましょう。

NGの例文

・上司とうまくいかなかった。
・残業や休日出勤が多かった。

未経験の職種に転職する際の志望動機の例文

これまで解説してきた志望動機のポイントを元に、未経験の職種に応募する際の志望動機の例文を紹介します。ご自身が志望される職種に合わせて参考にしてください。

事務職の志望動機例文集

前職では、OA機器の営業職をしていました。導入後の効果を分かりやすく説明するために、パワーポイントで作成する提案書はお客様ごとに作り替えていました。そのため、丁寧な資料を作成をすることには慣れています。

前職の営業の仕事でお客様が興味を持つような資料作成のコツやポイントを把握しているので、今回応募した営業事務の仕事で活かせるのではないかと考えています。なお、エクセルやワードのスキルを磨くために、MOS資格を12月に受験予定で現在パソコン教室に通って勉強中です。

営業職の志望動機例文集

前職では、システムエンジニアとして人事給与システムの開発や保守の仕事をしていました。業務では、お客様から要望を丁寧にお聞きした上で、どのようなシステムを目指すのかを提案して、業務の課題を解決できるよう心がけていました。また、提案の際にはデータや数値をグラフなどでわかりやすくすることで、コミュニケーションを円滑に行いました。

この経験は、営業職としてお客様に製品を提案する際に役立つと考えております。優れたソフトウェアの製品を持つ貴社の営業職において、お客様からの技術的な質問に対しても、回答できることは私の強みではないかと考えております。

ITエンジニアの志望動機例文集

大学ではシステム工学を専攻していました。その知識を生かしたいという思いを捨てきれず、御社のシステムエンジニア職を志望いたしました。

前職は不動産の営業職ですが、その経験で培ったコミュニケーション力と自分の強みである向上心は、システムエンジニアとして仕事する上で役に立つと思います。また、御社では、システムエンジニアもお客様との打ち合わせに参加すると伺いました。コミュニケーション力を活かして、お客様の要望や正確に聞いてシステムに反映したいと思います。なお、Javaについては大学の講義で学びましたが、現在独学で勉強しなおしています。