失業保険給付金を受け取るための条件とは?|20代未経験の転職ならツナグバ

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失業保険給付金は、退職後に受け取れる手当です。しかし、退職者全ての人が受け取れるわけではありません。失業保険給付を受け取れる人の条件とは、どのような条件なのでしょうか?

ここでは、失業保険給付金を受け取るための条件についてご紹介します!

目次

失業保険給付金をもらえる人の条件とは?

失業保険給付金をもらえる人とは、どのような人なのでしょうか?ここでは、失業保険給付金をもらえる人の条件をご紹介します!

失業保険は「失業状態の人」が受け取れる

失業保険給付金を受け取るためには、「失業中」ということが原則です。ハローワークに求職の申し込みをして、「失業の状態」と見なされた人が失業保険給付金を受け取ることができます。「失業の状態」とは、働く意思があり、いつでも働ける状態にあるにもかかわらず就職できない人を指します。

失業保険を受け取ることができない人とは?

反対に、失業保険給付金を受け取れない人は、失業の状態でも働ける状態ではない人です。

具体的な例として

・病気やケガで今すぐ働くことができない人

・妊娠、出産、育児のため今すぐ働くことができない人

・結婚などの理由で家事に専念するため、今すぐ働くことができない人

・定年退職後、しばらく休養しようと考えている人

などが、挙げられます。

このような場合は、「働く意思」があっても「今すぐに働けない状況」だと失業保険給付金を受け取ることができません。

失業保険を受け取れる条件は退職理由によって違う

失業保険給付金の受給条件は、退職した理由によっても違いがあります。ここでは、それぞれの退職理由による失業保険給付金の受給条件をご紹介します!

退職理由①:自己都合の退職

自己都合の退職の場合、失業保険給付金を受け取るには「退職の日以前2年間の間に通算12ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」ことが条件となります。自己退職の場合は、「一般受給資格者」と呼ばれます。

退職理由②:やむを得ず退職

自己退職でも自分の意思に反する正当な理由がある場合は、失業保険給付金を受け取る条件として2つの異なる条件があります。

ひとつめは、自己退職同様の「退職の日以前2年間の間に通算12ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」ことが条件となります。

ふたつめは、「退職の日以前1年間の間に通算6ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」ことが条件です。ハローワークで、どちらの条件になるのか判断されます。やむを得ず退職した場合は、「特定理由離職者」と呼ばれます。

退職理由③:会社都合の退職

会社都合で退職の場合、失業保険給付金を受け取る条件は「特定理由離職者」と同様になります。

「退職の日以前2年間の間に通算12ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」または、「退職の日以前1年間の間に通算6ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」ことが条件となります。この判断も、ハローワークが決定します。

会社都合の退職の場合、「特定受給資格者」と呼ばれます。

失業保険給付金を受け取るメリット・デメリット

失業保険給付金は、次の就職先が見つかるまでの生活費として受け取れるので、退職者の強い味方でもあります。メリットとも言える失業保険給付金ですが、デメリットがあることもきちんと理解しておきたいポイントです。ここでは、失業保険給付金を受け取るメリット・デメリットをご紹介します!

失業保険給付金を受け取るメリット

退職後も一定の収入が得られる失業給付金。失業給付金のメリットは、「退職後も収入がある」ということです。

メリット①:次の仕事が見つかるまでの生活費の不安が減る

仕事を辞めていちばん心配なことといえば、今後の生活費ですね。家賃や光熱費など、必ず支払わなくてはいけない費用もあります。収入がないと、貯蓄から固定支出を捻出しなくてはいけません。失業給付金は、再就職するまでの間の生活費をまかなうことができます。失業給付金は、今までの給与ほどの額は支給されず受給期間も決まっています。それでも、収入があるということは、気持ち的にも楽ですね。

メリット②:次の就職先をじっくりと選ぶことができる

退職後、収入がないまま就職活動をするのは心身共に負担が大きいものです。収入がないと「早く何とかしなくては!」と、気持ちにも焦りが出てしまいます。このような状況で就職活動すると、失敗にもつながってしまいます。このような面からでも、失業給付金は助かる手当と言えますね。失業給付金によって一定の収入があるというだけで、就職活動もゆとりを持って取り組むことができますね。

失業給付金の認定日には、必ずハローワークに行きます。ハローワークに出向くことで、その時の不安や心配なことも相談できるので安心ですね。

失業保険給付金を受け取るデメリット

退職後の生活費ともなる失業給付金は、メリットばかりと思いがちです。実は、失業給付金にもデメリットがあります。メリットばかりに目を向けず、デメリットもきちんと理解することが大切です!

デメリット①:雇用保険の加入期間がリセットされてしまう

失業給付金は、雇用保険の加入期間が長いほど支給金額も多くなります。しかし、失業給付金を支給されてしまうと雇用保険の加入期間がリセットされてしまいます。

失業給付金を受け取るには、「退職の日以前2年間の間に通算12ヶ月以上の雇用保険加入期間がある」が基本です。再就職して失業給付金の受給条件に満たない場合、失業給付金は支給されません。この場合、以前の雇用保険加入条件で失業給付金の申請をしていないと、再就職で失業した時に有効です。このように、再就職した後の状況によってはデメリットにもなってしまう可能性があるんですね。

デメリット②:仕事のブランクができてしまう

失業給付金は条件にもよりますが90日〜150日の受給期間があります。短くてもおおよそ3ヶ月は、失業給付金が受給できるんですね。その間、失業給付金を受給しながら就職活動ができるのはメリットでもあります。だだ、ただ就職活動しているだけでは、仕事のブランクができてしまうことも忘れてはいけないポイントです。

「働いていない期間」が長くなってしまうと、企業側からするとデメリットになってしまう場合もあります。また、できる限り社会とつながっていた方が再就職した時もスムーズに仕事に取り組むことができますね。失業給付金を受給している期間は、細かいルールはありますがアルバイトも可能です。

また、職業訓練制度も有効活用してみるのもひとつの選択です。職業訓練制度は、スキルアップや資格取得のための勉強ができる制度です。ブランクを作らないよう、計画的に時間を有効活用することがおススメです!

まとめ

失業給付金を受け取るための条件をご紹介しました。失業給付金は、雇用保険の加入期間が重要なポイントとなります。雇用保険の加入期間が長いほど、多く支給される失業給付金ですが、いちど受給すると雇用保険の加入期間がリセットされてしまうことも覚えておきたいポイントです。失業給付金の条件やメリット・デメリットもきちんと理解した上で、自分に合った選択をしてくださいね!

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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