フリーター vs パート!違いと20代が選ぶべき働き方とは?20代未経験の転職ならツナグバ

パートとフリーターの違いは?正社員との違いや働き方を解説

パートとフリーターは似た言葉ですが、同じ意味ではありません。パートは主に働き方や求人上の呼び方、フリーターはパート・アルバイトなどで働く人の状態を表す言葉です。呼び方だけで待遇が決まるわけではないため、雇用契約の内容を確認することが大切です。

この記事では、それぞれの定義や正社員との違いを整理し、パート・フリーター経験しかない20代が正社員を目指す場合の考え方まで、等身大の目線で解説します。

目次

パートとフリーターの違いとは?

最初に、パートとフリーターがそれぞれ何を指す言葉なのかを整理します。自分がどちらに当てはまるか迷ったときは、求人票の呼び方だけで判断せず、雇用契約、勤務時間、現在の生活状況を分けて考えると理解しやすくなります。

パートとは

一般には、正社員より短い時間で働く人を「パート」と呼ぶことが多く、主婦・主夫向けという印象を持つ人もいます。ただし、法律上の「パートタイム労働者」は、同じ事業主に雇われる通常の労働者より、1週間の所定労働時間が短い労働者です。「パートタイマー」という名称そのものではなく、実際の契約内容で判断されます。

そのため、求人に「パート」と書かれていても、勤務先の通常の労働者と同じ時間働く場合は、法律上のパートタイム労働者に当たらないことがあります。応募時には、週の所定労働時間、契約期間、更新の有無を確認しましょう。
参考:厚生労働省「パートタイム・有期雇用労働法のあらまし」

フリーターとは

フリーターは法律上の雇用区分ではなく、主にパートやアルバイトで働きながら生活する人を表す一般的な呼称です。労働政策研究・研修機構の統計では、15〜34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者かつ未婚者のうち、勤め先での呼称が「パート・アルバイト」である人などをフリーターとして集計しています。

これは統計上の定義であり、35歳になった瞬間に働き方や権利が変わるわけではありません。「自分はフリーターなのか」という呼び名に悩むより、雇用契約と今後の希望を確認するほうが実務的です。
参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2025」

パートとアルバイトに法律上の違いはない

「パートは短時間、アルバイトは学生や若者」という使い分けは、企業や求人媒体の慣習によるものです。法律は名称ではなく、週の所定労働時間や契約期間などの実態を見ます。「アルバイト」「嘱託」「契約社員」などの名称でも、通常の労働者より週の所定労働時間が短ければ、パートタイム・有期雇用労働法の対象になり得ます。

違いを確認するときは、次の表のように「言葉の種類」と「確認する書類」を分けると迷いません。

言葉主な意味法律上の区分確認するポイント
パート働き方・求人上の呼称実態により短時間労働者週の所定労働時間
アルバイト働き方・求人上の呼称名称だけの独立区分はない労働条件通知書・契約書
フリーター人の状態を表す一般的呼称法律上の雇用形態ではない現在の働き方と生活状況

名称が同じでも条件は勤務先ごとに異なります。応募前と契約更新時に、書面で労働条件を確認してください。

パート・フリーターと正社員の違い

パート・フリーターと正社員の違いは、単に勤務時間の長短だけではありません。雇用期間、賃金の決まり方、福利厚生、任される仕事などに差が出る場合があります。ただし、実際の条件は会社ごとに異なるため、求人票と就業規則を確認しましょう。

雇用期間・勤務時間の違い

正社員は期間の定めがない雇用契約で、フルタイム勤務となるケースが一般的です。一方、パート・アルバイトは有期契約の場合も無期契約の場合もあり、短時間勤務に限られません。つまり「パートだから必ず有期」「正社員だから短時間勤務はできない」とは言い切れません。

求人を見るときは呼称よりも、契約期間、更新基準、試用期間、週の勤務日数、残業の有無を確認します。生活との両立を優先するなら、希望時間だけでなく、繁忙期にシフトが変わる可能性も質問しておくと入社後のずれを減らせます。

比較項目パート・アルバイト正社員確認先
雇用期間有期・無期の両方がある無期が一般的労働条件通知書
勤務時間短時間からフルタイムまでフルタイムが一般的求人票・就業規則
賃金時給制が多い月給制が多い賃金規程
仕事・異動担当範囲が限定される場合がある責任・異動範囲が広い場合がある職務記述・面接

給与・賞与の違い

パート・アルバイトは時給制、正社員は月給制が多いため、シフトが減ると月収に影響しやすい点が違いです。賞与や昇給は、どちらも法律上必ず支給されるものではなく、会社の制度や契約によります。求人票に「賞与あり」とあっても、対象者、算定期間、業績条件まで確認すると安心です。

一方で、同じ会社の正社員とパートタイム・有期雇用労働者の間に、基本給や賞与などについて不合理な待遇差を設けることは禁止されています。ただし、あらゆる待遇を同一にするという意味ではなく、職務内容や配置変更の範囲などを踏まえて個別に判断されます。
参考:厚生労働省「パートタイム・有期雇用労働法とは」

社会保険・福利厚生の違い

社会保険は「パートか正社員か」という呼び名だけで決まりません。正社員の週所定労働時間・日数の4分の3以上なら原則として健康保険・厚生年金の対象です。4分の3未満でも、2026年8月時点では、従業員数51人以上の企業などで、週20時間以上、月額賃金8.8万円以上、2か月を超える雇用見込みがあり、学生ではないなどの条件を満たす短時間労働者は対象になります。賃金要件は2026年10月に撤廃予定です。

制度は改正が続いているため、手取りだけで働く時間を決めず、勤務先または日本年金機構に確認しましょう。
参考:厚生労働省「社会保険適用拡大 Q&A」

確認項目2026年8月時点の目安注意点
企業規模厚生年金被保険者数51人以上など任意適用事業所などは別途対象
週の所定労働時間20時間以上契約上の時間で判断
所定内賃金月額8.8万円以上2026年10月に撤廃予定
雇用見込み2か月を超える見込み契約更新の見込みも確認
学生原則、学生ではない休学中など例外あり

キャリア形成・社会的信用の違い

正社員は長期雇用を前提に研修や配置転換を経験し、段階的に役割が広がる会社が多い一方、パート・アルバイトは担当業務が限定されることがあります。ただし、正社員なら成長でき、フリーターなら成長できないという単純な話ではありません。新人指導、売上管理、発注、顧客対応などを任されていれば、十分に職務経験として説明できます。

ローンや賃貸の審査では、雇用形態だけでなく収入、勤続年数、信用情報などが総合的に見られ、基準は各社で異なります。「フリーターは審査に通らない」と断定せず、必要なら事前審査や保証会社の条件を確認しましょう。

パート・フリーターとして働くメリット・デメリット

パート・フリーターには、生活に合わせて働きやすい利点がある一方、収入や将来設計で迷いやすい面もあります。どちらが正解かではなく、今の優先順位と1〜3年後に望む状態を照らし合わせて、自分に合う働き方かを判断しましょう。

勤務時間や働き方を調整しやすい

授業、家族のケア、資格の勉強、体調との両立など、働く時間を調整しやすいことは大きなメリットです。いきなり週5日の正社員勤務に不安がある人が、生活リズムを整えながら仕事に慣れる選択にも意味があります。

ただし「シフト自由」の範囲は職場によって違います。最低勤務日数、固定曜日、繁忙期の出勤、急な欠勤時の連絡方法まで確認しましょう。今の柔軟さを優先する期限を決めておくと、なんとなく同じ働き方が続くことを防げます。

さまざまな仕事を経験しやすい

未経験の業界に入りやすく、自分の向き不向きを確かめやすい点もメリットです。接客、物流、事務補助など複数の経験がある場合、「仕事が続かなかった」とだけ捉える必要はありません。共通して身についた力を探すと、次の応募先に伝えやすくなります。

たとえば複数の接客経験があれば、「初対面の人の要望を聞き、状況に合わせて案内した経験」とまとめられます。ただし短期間の職歴が多い場合は、退職理由を他人のせいだけにせず、次は何を基準に長く働きたいかまで説明できるようにしましょう。

収入や雇用が安定しにくい

時給制では、勤務日数やシフトが減ると収入も下がりやすく、有期契約なら更新されない可能性もあります。毎月の固定費が大きい人は、直近6か月の手取りの幅を確認し、最低月収でも生活できるかを考えることが重要です。

不安を感じたら、すぐ退職するのではなく、シフト増加や昇給の条件、契約社員・正社員登用の有無を勤務先に確認する方法があります。同時に求人を見て、希望する収入と労働時間で実現できる選択肢を比較すると、感情だけで判断しにくくなります。

長期的なキャリア形成が難しくなる場合がある

担当業務が限定されたままだと、数年後の転職で「どのような責任を持ち、何を改善したか」を説明しにくくなることがあります。一方、パート・アルバイトでも、役割を広げて実績を記録すればキャリアにつながります。雇用形態だけで自分の経験を小さく見積もる必要はありません。

半年ごとに、できるようになった仕事、周囲から評価されたこと、数値で示せる実績を書き残しましょう。新しい仕事を任せてもらえない場合は上司に相談し、難しければ学べる環境への転職も選択肢です。

20代でパート・フリーター経験しかなくても正社員を目指せる?

20代で正社員経験がなくても、正社員への応募は可能です。ただし「若いから何とかなる」と考えるより、応募先の選び方と経験の伝え方を準備することが大切です。ここでは、職歴に自信がない人が無理なく動き始める方法を紹介します。

正社員経験がなくても応募できる求人はある

求人票に「未経験歓迎」「学歴不問」とあれば、正社員経験がない人も応募対象になり得ます。ただし、未経験歓迎は準備不要という意味ではありません。仕事内容、研修期間、配属後に求められる水準を確認し、なぜその仕事を選ぶのかを自分の言葉で説明しましょう。

応募先は数だけで決めず、固定給、試用期間中の条件、休日、転勤、残業、教育体制を比較します。「正社員になれるならどこでもよい」と急ぐと、入社後のミスマッチにつながりやすいため、譲れない条件を2〜3個に絞るのが現実的です。

パート・アルバイト経験も強みとしてアピールできる

パート・アルバイトも雇用されて働いた経験であり、履歴書に記載できます。採用担当者が知りたいのは呼称だけでなく、担当業務、工夫、成果、周囲との関わりです。「コンビニで2年勤務」だけで終わらせず、「新人3名のレジ研修を担当し、手順表を作成した」のように具体化しましょう。

自己PRでは、応募先でも再現できる強みに変換します。たとえば「忙しい時間帯に優先順位をつけて対応した経験」は、事務職のタスク管理にもつながります。誇張せず、実際にした行動と結果をセットで伝えることがポイントです。

未経験歓迎・学歴不問の正社員求人を探す

求人サイトでは「未経験歓迎」だけでなく、研修内容、資格取得支援、若手の入社実績まで確認しましょう。学歴不問でも、特定の資格や普通自動車免許が必要な求人はあります。応募条件と歓迎条件を混同せず、「必須」と書かれた条件を満たしているかを先に見ます。

職種に迷う場合は、これまで続けやすかった作業から考える方法があります。人と話すことが苦にならないなら営業・販売、手順に沿う作業が得意なら製造・物流など、経験と仕事の特徴をつなげます。一人で選び切れないときは、ハローワークや民間の就職支援で求人票の見方を相談するのも選択肢です。

このまま非正規で働くことが不安なら早めに動き始める

不安があっても、今すぐ退職する必要はありません。働きながら求人を週に数件見る、職務経歴をメモする、相談予約を入れるなど、小さく始められます。空白期間を増やさず収入を保ちながら進めたい人には、在職中の就職活動が向いています。

最初の2週間は、①希望条件を3つ決める、②応募候補を5社保存する、③パート・アルバイトでの経験を3つ書き出す、という順で十分です。不採用が続いたときは、自分を否定するのではなく、応募条件、書類の具体性、面接での説明を一つずつ見直します。応募先の難易度を広げたり、第三者に書類を見てもらったりすれば、次の改善点が見えやすくなります。

パート・フリーターについてよくある質問

最後に、パートとフリーターの呼び方や就職について、特に迷いやすい質問に答えます。統計上の定義と日常的な使われ方は異なるため、呼び名だけで将来を決めつけず、現在の契約内容と希望する働き方を基準に考えてください。主婦のパートはフリーターですか?パートやフリーターは無職扱いになりますか?フリーターは何歳までなら正社員を目指せますか?

主婦のパートはフリーターですか?

一般的には、家事を主に担いながらパートで働く人を「主婦パート」と呼び、フリーターと区別することが多いです。労働政策研究・研修機構が統計で用いるフリーターの定義でも、女性は卒業者かつ未婚者が対象です。ただし、フリーターは法律上の雇用区分ではないため、呼び方によって労働条件や権利が変わるわけではありません。

パートやフリーターは無職扱いになりますか?

パートやアルバイトとして収入を得る仕事をしている人は、通常は無職ではありません。総務省の労働力調査でも、調査期間中に少しでも収入を伴う仕事をした人は就業者に含まれます。ただし、ローン審査や書類の職業欄では独自の区分が使われる場合があるため、「パート・アルバイト」など実態に合う選択肢を選び、不明な場合は提出先に確認してください。

フリーターは何歳までなら正社員を目指せますか?

正社員を目指せる年齢に一律の上限はありません。フリーターを15〜34歳とする統計上の定義はありますが、35歳以上になると応募できないという意味ではありません。年齢が上がるほど経験を求める求人が増える場合はあるため、正社員を希望するなら、現在の経験を整理し、未経験者向け求人も比較しながら早めに動くのが現実的です。

まとめ|パートとフリーターの違いを理解して自分に合った働き方を考えよう

パートは主に働き方や求人上の呼称、フリーターはパート・アルバイトなどで働く人を表す一般的な呼称です。大切なのは呼び名ではなく、契約期間、勤務時間、給与、社会保険、今後身につけたい経験を確認することです。

今の働き方が生活に合っているなら、無理に変える必要はありません。一方、このままでよいか不安なら、働きながら経験を整理し、未経験から応募できる正社員求人を見始めるだけでも前進です。自分だけで判断しにくい場合は、求人選びや応募書類について第三者に相談してみましょう。

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この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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